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自民総裁選「ポスト菅」動く SNS発信や議員支持集め

首相の不出馬表明から一夜

菅義偉首相(自民党総裁)が3日に総裁選への不出馬を表明して一夜が明けた。17日の総裁選告示に向け、党内で候補として名前があがる議員らは支持集めや立候補の検討を進める。構図が変わり混戦も予想される状況になった。テレビ出演やSNS(交流サイト)などでの発信も目立つ。

立候補をすでに表明している岸田文雄前政調会長は岸田派以外の国会議員や全国の党員への浸透を急ぐ。

4日午前の読売テレビ番組で「しっかり総裁選を戦い続けるのは変わらない」と強調した。2020年の総裁選で首相に敗れた後の自らに言及し「1年間様々な経験を経て自分自身少しは成長した」と話した。

総裁選で掲げる数十兆円規模の経済対策に触れた。「国債を財源に今必要とされるものには思い切って財政出動をしなければいけない」と訴えた。消費税率に関し「当面、消費税にさわるのは考えていない」と語った。

自身や政策に関する意見をSNSやウェブサイトで募る「岸田ボックス」を開設し、返信している。3日夜まで3千件ほどの意見が寄せられたとツイッターで明かし「皆さんと対話ができ、うれしく思う」と投稿した。

4日午後は沖縄の県議や市議らとオンラインで意見交換する。地方の声に耳を傾けたり積極的に情報や考えを発信したりする姿勢を前面に出す。

首相の不出馬を受け、立候補の意向を固めた河野太郎規制改革相は出馬表明に向け所属する麻生派の議員を中心に意見を交わす。

3日夜には東京・赤坂の衆院議員宿舎内で、若手議員らと数時間話し合った。週末にかけても対面だけでなく、テレビ会議も活用して党所属議員らと対話する見込みだ。

石破茂元幹事長は自らの出馬を含めて総裁選の対応を同志と検討する考えを示す。3日夜のTBS番組に出演し、立候補するかどうか決断する時期を「そう遠くない」と答えた。週末も石破派の国会議員などを軸に相談を重ねるとみられる。

高市早苗前総務相も出馬に重ねて意欲をみせている。立候補に必要な20人の推薦人の確保や支持の広がりに向け活動を続ける。過去に所属した細田派や無派閥の議員に賛同を呼びかける。

今回の総裁選は17日告示―29日投開票の日程が決まった。1人1票の国会議員票383票と、全国の党員・党友票383票の計766票で争う予定だ。国会議員票だけでなく、国民感情が反映されやすい党員票の動きも勝敗に重要になる。

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