自民・井上義行氏、文書で陳謝　旧統一教会との関係巡り

自民党の井上義行参院議員（比例代表）は3日、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）との関係を巡り「お騒がせし、心配をかけていることをおわびする」との文書を報道各社に公表した。その後、記者団に対し、議員辞職に関しては「考えていない」と否定した。

同党の北村経夫参院議員（山口選挙区）も教団側から過去の選挙で支援を得ていたと文書で明らかにした。

井上氏は文書で、信徒ではないと重ねて説明し、教団側に「賛同会員」と呼ばれていると主張した。教団側からの選挙協力の有無について、記者団に問われ「向こう側に聞いてもらわないと分からない」と述べた。今後、教団側の行事への出席などを求められた場合は慎重に対応するとの考えを示した。

北村氏は文書でコメントを出し、選挙で支援を受けた中に旧統一教会系の政治団体「国際勝共連合」の関係者がいたと明かした。同時に「どういう方が応援していたか全てを把握するのは現実的に不可能だった」とした。

井上、北村両氏は安倍晋三元首相が会長を務めた安倍派（清和政策研究会）に所属。井上氏は第1次安倍政権当時、安倍氏の政務秘書官だった。

〔共同〕