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日米韓、北朝鮮非核化へ緊密に連携 3国外相が会談

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ロンドンを訪問中の茂木敏充外相は5日午前(日本時間同日午後)、ブリンケン米国務長官、韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相と会談した。北朝鮮の非核化に向けて、3国で政策を調整し緊密に連携していくと合意した。

日米韓外相会談はロンドンで開かれた(外務省提供)

日米韓の外相会談はバイデン米政権が発足後、初めてとなる。協議は1時間ほどだった。ブリンケン氏は米国が政権交代に伴い実施した対北朝鮮政策の検証作業の詳細を説明した。茂木氏は支持する立場を表明した。

日米韓外相会談に臨む茂木外相

米国は新しい北朝鮮政策の詳細を明らかにしていないが、段階的な非核化を念頭においているとみられる。

日本の外務省の説明によると、3者は北朝鮮に国連安全保障理事会決議に従うよう求めると一致した。国連安保理決議は「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」を要求している。

北朝鮮がテーマで、中国への対応は議論にのぼらなかった。茂木氏は日本人拉致問題への協力を求め、支持を得た。

今回の会談は日韓関係の改善を期待する米国がよびかけた。米国は日米韓の連携を対北朝鮮政策の要とみて重視する。それだけに、米政府高官は「日韓関係(の悪化)は耐えがたいレベルで、心配している」と懸念を示している。

バイデン大統領はオバマ政権の副大統領だったとき、元従軍慰安婦の問題を巡る日韓の対話を促し、後の合意に向けた環境整備を進めた。多国間連携を軽んじていたトランプ前大統領は日韓関係への関心は薄かった。

米国の懸念は対北朝鮮だけではない。バイデン氏は21日にホワイトハウスで開く文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談で、中国を念頭に置いたインド太平洋戦略への協力を呼びかけるとみられる。

韓国は中国との経済関係を重視しており、中国を刺激するのには及び腰だ。バイデン政権は同盟国の立場を尊重する方針を示しているが、韓国が対中接近に傾斜する事態を警戒する。

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