国民民主・玉木氏「与野党超え協力」 連立重ねて否定
国民民主党の玉木雄一郎代表は3日、自民党が公明党との連立政権に国民民主党を加える案を検討しているとの一部報道を重ねて否定した。一方で「国民に役立つ政策の実現には、与野党を超えて協力していく考えに変わりはない」と語った。
立憲民主党の泉健太代表は千葉県印西市で「他党の、しかも仮の話であり答えようがない」として静観する姿勢を示した。
玉木氏は、茨城県ひたちなか市で記者団に事実関係を問われ「承知していないし、そうした事実はない。岸田文雄首相も否定しており、それ以上でも以下でもない」と強調した。
立民の岡田克也幹事長は岩手県宮古市で「事実があるならともかく、事実がないなら当事者にとって迷惑な話だ」と記者団に指摘した。岡田氏は従来、立民と国民の合流を主張している。
国民の連立報道を巡っては、首相が2日「私自身、考えていない」と言明し、玉木氏も否定した。
ただ、国民は2022年度第2次補正予算に賛成。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡る被害者救済新法の法案も評価しており、自民内には与党入りを歓迎する声もある。〔共同〕