
「男は仕事、女は家庭」だと給付減 ドイツの少子化対策
人口と世界 わたしの選択・国別編(下)
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出生率の回復には、男女とも柔軟な働き方ができる環境作りが不可欠――。20世紀後半、出生率低下にあえいだ先進国は試行錯誤を経てこの解を導き出した。「男=仕事、女=家庭」とみなす伝統が根強いドイツも、夫婦がライフステージに応じて柔軟な働き方を選べる仕組みが出生率回復をもたらした。
ドイツはかつて欧州連合(EU)のなかでもとりわけ出生率の低い国だった。1990年代には出生率が一時1.2台まで低下し、隣...
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人類登場から30万年。長く続いてきた人口膨張が、終わりに差しかかっています。経済、社会、軍事などあらゆる面で基盤となった人口とそれを支える出生率が減少。連載企画「人口と世界」では人口減少社会に危機感を抱く世界の国々の動きを取り上げます。第5部「わたしの選択」では、人口減社会の背景にある家庭や個人の人生の選択を描きます。
第1部「成長神話の先に」まとめ読み
第2部「新常識の足音」まとめ読み
第3部「衰退が招く危機」まとめ読み
第4部「下り坂にあらがう」まとめ読み
第5部「わたしの選択」まとめ読み