「必要なくなった予算」過去最大6.3兆円 繰越額も巨額
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2021年度の国の一般会計決算の概要が判明した。結果的に使う必要のなくなった「不用額」が過去最大の6.3兆円に上った。これとは別に22.4兆円の執行を22年度に繰り越した。20年度の約30兆円に次ぐ規模で2年連続で巨額になった。使い残した歳出はあわせて30兆円弱となり、新型コロナウイルス対策で規模拡大を優先した予算編成が透ける。
翌年度への繰越額は19年度以前は10兆円に届いたことはなかった。2...
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財政が悪化する中、危機対応や経済成長を名目に膨らむ歳出には無駄が潜んでいます。不透明な国費の使われ方を解剖します。