75歳以上保険料、40都道府県で上昇 平均月6472円
厚生労働省は1日、75歳以上の後期高齢者が払う公的医療保険料の水準が4月から全国平均で月6472円になると発表した。高齢化に伴う医療費の伸びに対応し、前年度までと比べて114円(1.8%)増える。40都道府県で引き上がり、7県で下がる。
後期高齢者医療制度は都道府県単位の広域連合が運営し、保険料水準は都道府県ごとに異なる。2022年度は2年に1度の改定年度にあたる。
平均保険料が最も高いのが東京都で月8737円、最も低いのは秋田県の4097円となる。増加率は鳥取県の10.5%増が最も大きい。
75歳以上の医療費は、今年10月から一定の収入がある人の窓口負担が1割から2割になる。今回の保険料水準は窓口負担の引き上げも踏まえて決まった。
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