ファイザー製コロナ飲み薬「まず4万人分納入」 厚労相

後藤茂之厚生労働相は1日の閣議後の記者会見で、新型コロナウイルスの軽症・中等症向けの米ファイザー製の飲み薬について「薬事承認が行われれば速やかに約4万人分の納入がされる見込みだ」と明らかにした。「オミクロン型にも効果があると示唆されており、重症化リスクのある軽症者の治療の選択肢が広がる」と期待を示した。
米ファイザーの日本法人は同日、年内に200万人分を供給することで日本政府と最終合意したと発表した。厚労省には1月14日に製造販売承認を申請している。細胞の内部でウイルスが増えるのを妨げる働きがあるという。
海外で認可された薬を迅速に審査する「特例承認」の取得を視野に入れている。岸田文雄首相は2月中の実用化をめざす意向を示している。
政府は米メルク製の飲み薬を承認済みで、約160万人分を確保している。ファイザー製も調達し、治療の選択肢を広げる。
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