少子化対策、首相「給付中心」を軌道修正 賃上げも重点
予算委員会の基本的質疑
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岸田文雄首相は1日までの衆院予算委員会で「次元の異なる少子化対策」の説明に重点を置いた。児童手当の拡充だけでなく若者の賃上げや住宅支援、非正規雇用の正規化にも取り組むと強調した。直接給付が中心との受け止めの軌道修正を狙った。
首相は1月4日の年頭記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦する」と表明した。日銀の「異次元の金融緩和」を想起させる表現で、3つの基本方針の最初に持ってきたのが「児童手当を中心...
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