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流入額首位は「米国成長株投信D」 22年1~3月

投信ニュース

国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF、DC・ラップ・SMA専用を除く)を対象に、2022年の年初来(1~3月)の資金流入額をランキングしたところ、上位には海外の株式で運用するタイプやつみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)対象ファンドが目立った。

「米国成長株投信D」が首位

ランキングには、年初来の設定額から解約額を差し引いた資金流入超過額の推計値(3月18日時点)を使った。資金流入超過額が最も大きかったのは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」で1936億円だった。年初から米国の利上げ前倒し観測やロシアのウクライナ侵攻などを背景に、主な投資先である米国株式に調整圧力がかかり、基準価格は下落傾向にある。月次ベースでの流入額は鈍化しているものの、依然として高い水準で資金流入が続いており、月次ベースでは21年12月から首位を独走している。同じシリーズの「Bコース(為替ヘッジなし)」も4位に入った。

「eMAXIS Slim」シリーズなど、つみたてNISA対象ファンドが人気

2位はインデックス型(指数連動型)で業界最低水準の運用コストを目指す三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim」シリーズの「米国株式(S&P500)」で1116億円だった。同シリーズの「全世界株式(オール・カントリー)」も5位に入った。「eMAXIS Slim」シリーズをはじめ、主にネット証券経由でつみたてNISAに利用されているインデックス型ファンド4本がトップ10にランクインした。

3位はアセットマネジメントOneが昨年12月に新規設定した「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」で701億円。世界の株式のうち、業種・流動性・財務指標の各基準で銘柄を絞り込み、優良企業に厳選投資する。販売会社はみずほ証券、みずほ銀行、みずほ信託銀行の3社。

過去の人気ファンドから資金が流出

一方、資金流出額の上位には、過去に人気が高かったファンドが目立った。資金流出超過額が最も大きかったのは、日興アセットマネジメントが運用する「グローバル・プロスペクティブ・ファンド<愛称:イノベーティブ・フューチャー>」で377億円。19年6月の設定以降、堅調に資金が流入していたが、21年4月以降は月次で資金流出が続いている。

2位と4位はアセットマネジメントOneの「未来の世界」シリーズが入った。「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>」から267億円の資金が流出。「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界>」からは152億円の資金が流出した。どちらも、以前は資金流入額ランキング上位の常連銘柄だったが、昨年後半ごろから資金流出に転じた。

東京海上アセットマネジメントが運用する「東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)<愛称:円奏会>」や日興アセットマネジメントの「ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)」など、かつて人気を集めたファンドも流出傾向にある。

(QUICK資産運用研究所 竹川睦)

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