/

中小型株ファンドの1年リターン 上位はプラスを確保

投信ランキング

国内中小型株ファンドのパフォーマンスが足元で低迷している。インフレ懸念や米金融引き締めの前倒し観測で世界的に金利上昇期待が高まり、国内でもバリュエーション(投資尺度)の面で割高感が強まった中小型の成長株が大きく下落していることや、新規株式公開(IPO)の件数が昨年増加し、需給の悪化も響いていることなどが原因だ。

投資信託の分類ごとの平均的な値動きを示す「QUICK投信分類平均」を使い、2月末時点で過去1年のリターンを算出すると、国内株式の「中小型」に投資するファンドはマイナス6.69%だった。「その他(大型等)」のプラス0.34%に劣後している。国内株式市場の指数を見ても、東証株価指数(TOPIX)の過去1年のパフォーマンスがプラス1.20%なのに対し、東証マザーズ指数はマイナス40.22%と大幅に下落した。

個別では健闘しているファンドもある。国内公募追加型株式投資信託(ETF=上場投資信託、DC・SMA・ラップ専用を除く)のうち国内中小型株式ファンドを対象に過去1年間のリターンをランキングしたところ、トップ10のファンドはすべてプラスリターンを確保した。上位2ファンドのリターンは10%を超えていた。

ランキング1位は三井住友DSアセットマネジメントの「ニッポン中小型株ファンド」で10.80%。2月の運用報告書によると、組み入れ上位には卸売業や化学、機械などの銘柄が多く、バリュー(割安)色の強いファンドとなっている。

2位は野村アセットマネジメントの「小型ブルーチップオープン」で10.63%だった。1位のファンドとは対照的に、半導体関連銘柄のウエートが比較的高く、グロース(成長)色が強い銘柄構成。株式相場では昨年からバリュー株優位の局面が目立つが、このファンドは好成績を残している。

7位と8位には、JPX日経中小型株指数(配当込み)の値動きに連動する運用成果を目指すインデックスファンドが入った。

(QUICK資産運用研究所 平原武志)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン