「楽天ゴールド」の特典変更 カード見直しは年度末に
ポイント賢者への道(202)

年会費2200円の格安ゴールドカード「楽天ゴールドカード」で大きな変更がありました。楽天市場で利用すると従来はプラス4倍の楽天ポイントを獲得でき、基本ポイントと合計で5%分となりました。4月以降はプラス2倍(合計で3%分)に変更となり、年会費無料の「楽天カード」と同レベルになります。
もともとの特典をおさらいしましょう。楽天市場で購入すると利用額の原則1%の基本ポイントが付与されます。1ポイントは1円相当で、通常は楽天グループのサービスを利用すると最大16倍のポイントを獲得できます。楽天カードで支払うとプラス2倍、楽天ゴールドカード以上だとプラス4倍、楽天モバイル契約の場合はプラス1倍などです。この楽天ゴールドカードのプラス4倍がプラス2倍になります。「楽天プレミアムカード」(年会費1万1千円)以上のカードでしかプラス4倍は付帯しなくなります。

楽天ゴールドカードではポイント付与率が低下する代わりに、誕生月に新たなサービスができます。誕生月に楽天市場や楽天ブックスで利用するとポイントが1倍プラスされます。ただし、上限は2000ポイントです。20万円使ってこのサービスで2000ポイントを獲得しても楽天ゴールドカードの年会費を下回ります。楽天ゴールドカードの魅力は低下したと言えるでしょう。
クレジットカードを見直す時期としては、年末と年度末がお得です。例年、年度末から新社会人向け入会キャンペーンなどがあります。様々なカードが特典を変更しており、この機会にカードを見直してみましょう。特にゴールドカードに付帯するような空港ラウンジを利用する機会は減っています。年会費と還元率、付帯特典のバランスを考えてみてください。
