コロナで変わるクレカの特典 旅行よりも日常の利用に
ポイント賢者への道(201)

新型コロナウイルスの影響でクレジットカードの特典が大きく変わってきています。
「ダイナースクラブカード」は特典を見直します。海外空港ラウンジの利用など海外旅行向けの特典を今年4月から一部縮小します。一方で国内旅行向け特典は拡充します。国内ホテルや旅館などの優待サービスを強化し、対象となるホテルや旅館が拡大します。また、会員向けの限定特別ツアーも実施し、初回はJR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の貸切ツアーが予定されています。

新型コロナの影響で使いにくくなっている特典から使いやすい特典へ変更する動きは広がっています。スマートフォンの破損に備えた保険を付帯するカードが出てきました。「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」は1月から、「ミライノ カード GOLD」は2月からスマホの画面割れなどの際に利用できる保険が付帯します。
一方で、両方のカードでは旅行傷害保険が自動付帯から、旅行代金の決済が付帯条件となる利用付帯へ変更される予定です。
しばらくは海外旅行に行かない人が多いので、日常利用できる特典に切り替わった方がお得です。しかし、新型コロナの感染拡大が収束し、旅行に行くようになったときは、旅行保険の特典が切り替わったことを思い出す必要があります。場合によっては別途旅行保険に加入しなければなりません。
今後も新型コロナの影響による特典の見直しは相次ぐと思います。確認する必要がありますが、最近は紙の明細を郵送してもらう場合は有料が多くなっています。定期的にカード会社の「お知らせ欄」や送られてくるメール、アプリの「お知らせ」などを見ておくのが良いでしょう。
