クレカ2枚持ちのメリットは 国際ブランドを併用
ポイント賢者への道(222)

「楽天カード」で新たなサービスが6月に始まりました。2枚目のカードを申し込めるようになったのです。例えば、年会費1万1000円の「楽天プレミアムカード」を保有していても、別途、年会費無料の楽天カードを2枚目として申し込めます。カードの種別によっては組み合わせられないため、楽天カードのサイトで確認してください。
2枚の楽天カードを保有するメリットは、国際ブランドをわけられる点です。例えば、1枚目の楽天カードはJCBで発行していた場合、海外にはVisa(ビザ)やマスターカードなどの別のクレカを持って行くと安心です。2枚目の楽天カードをビザブランドで発行すれば、海外でJCBが使えなかったとしても、ビザで同じ楽天ポイントをためられます。
サブカードを使ってもポイントが分散しません。また、海外で使うと決めていた場合、不正利用に気づきやすくなりますし、カードを再発行しても、メインで使っているJCBのカード番号は変わりません。カードの明細も分かれるため、使い分けができます。

楽天カードのように、同じカードを2枚発行できるカード会社は他にもあります。年会費無料の「リクルートカード」はJCBとビザ、JCBとマスターカードの組み合わせで保有できます。どちらを利用しても利用額の1.2%の「リクルートポイント」がたまり、「じゃらんnet」などのリクルート関連サイトで利用するか、「Pontaポイント」や「dポイント」に交換できます。
三井住友カードは年会費がかかりますが、ビザとマスターカードの2枚持ちが可能です。ゴールドカード以上にはビザやマスターカードとしての特典があり、2枚保有すると、それぞれの特典を利用できるなど、使い勝手が良くなります。

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