/

1月の日経BI、前月比1.9ポイント上昇

日本経済新聞社が3月2日に算出した1月の日経景気インデックス(日経BI、速報値)は前月から1.9ポイント上昇の96.9(2015年平均=100)だった。上昇は3カ月ぶりで、指数は20年3月以来の水準まで上昇した。内閣府が景気動向指数(CI)の基調判断に用いている基準を当てはめると、日経BIは「下げ止まり」から、「上方への局面変化」に移った。これは景気の谷が数カ月前に過ぎた可能性が高いことを示している。同時に公表した20年12月の確報は、鉱工業生産指数の上方修正を受け、速報値から0.2ポイント上方修正の95.0だった。

景気の水準と勢いを表す日経BIは、鉱工業生産、有効求人倍率、商業販売額の3指標に共通する「景気の波」を取り出して指数化している。

構成3指標すべてが改善

1月は日経BIを構成する3指標すべてが改善した。鉱工業生産指数は前月比4.2%上昇と3カ月ぶりに上昇した。業種別では15業種中13業種が上昇と幅広い業種で好調だった。国内外での需要増を背景に汎用・業務用機械の上昇寄与が大きかったほか、世界的な半導体需要の拡大で電子部品・デバイスも3カ月連続で上昇した。自動車も3カ月ぶりに上昇に転じた。同時に発表した製造工業生産予測調査では、2月は同2.1%の上昇、3月は同6.1%の低下を見込んでいる。経済産業省は現時点では回復傾向が続いているとして、「生産は持ち直している」との基調判断を維持した。

需要動向を示す商業販売額は前月比0.5%増と2カ月連続で増加した。卸売業は商社など各種商品や鉱物・金属材料などが増加し、同2.1%増だった。一方、小売業は同0.5%減と、3カ月連続で減少した。自動車は増加したものの、織物・衣服・身の回り品や百貨店など各種商品が減少した。

公共職業安定所(ハローワーク)での求職者1人あたりの求人件数を示す有効求人倍率は1.10倍と、前月から0.05ポイント上昇した。改善は2カ月ぶりで、20年6月以来7カ月ぶりに1.1倍台に回復した。有効求職者数は前月比2.3%減少、有効求人数は同3.1%増加した。

(デジタル事業 情報サービスユニット)

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン