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投資のヒントは「Googleトレンド」 社長のSNS分析も

勝ち組兼業投資家に学ぶ情報収集術(下)

株式投資で資産を築いた会社員投資家が日々実践している効率的な情報収集法を紹介する「勝ち組兼業投資家に学ぶ情報収集術」。今回は成長株投資を手掛けるyamaさん(ハンドルネーム)に情報の集め方を聞いた。

決算短信や有報で有望性を見抜く

2006年に始まった名古屋の老舗投資勉強会「Kabu Berry」を主宰するyamaさん(ハンドルネーム)は、成長株への投資を手掛ける。「特に注目するのは、上場後しばらくして、株価が低迷状態にある銘柄。そうした銘柄が予想外の好決算を出した場合、株価が大きく成長することがある」とyamaさんは話す。

情報源の土台として最重要視しているのは、「有報・短信・その他投資家向け資料」。「有価証券報告書に記載されている新規工場の建設計画や、決算短信にある前受金などから、どの会社が今後伸びるかを予想する」という。

社長のつぶやきもチェック

特徴的なのが、多様なツールを活用して銘柄の有望性を探っている点だ。例えばグーグルが提供する、検索トレンドを教えてくれるサイト「Googleトレンド」を投資に活用。そこで注目するテーマなどに関連するワードを検索にかける。

例えば、yamaさんが今注目しているサービスの一つが「パーソナルジム」。コロナ禍で密を避ける動きから、足元ではジム運営に対して市場が向ける目は厳しいが、Googleトレンドで検索すると、20年春から現在にかけてじわじわと注目度が上昇していることが分かる。「いわゆる"コロナ太り"でパーソナルジムに興味を持っている人は多い。コロナ収束後は、入会登録が大幅に増えるのではないかと踏んでいる」

決算説明動画や企業IRセミナーの動画、ツイッターなどで、社長がどのような人物であるかもチェックする。保有銘柄の社長のつぶやきの確認も欠かさない。「業績が悪い時に機嫌のいいツイートをできる社長はそういない。言葉遣いから読み取れる細かいニュアンスも逃さないよう、注意を払っている」という。

投資ブログで勝率アップ

情報をうまく集めて投資に生かしているyamaさんだが、投資を始めた最初の数年は、思うように運用成績が伸びず悩んだ時期があった。それを打破するのに大きく役立ったのが、15年から始めた銘柄分析の投資ブログ。保有銘柄や気になる銘柄の他、個人的には興味はないが、個人投資家の間で話題になっている銘柄の分析までを手掛けるように。情報をアウトプットすることで記憶が整理され、投資の売買判断力が磨かれたという。「それまでは『投資は一人でやるもの』と思っていたが、他の投資家の存在を意識することの効果は大きい。勉強会でも、他の人の質問から、自分にはない新しい視点が見えてくる」と話す。

(大松佳代)

[日経マネー2021年7月号の記事を再構成]

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