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意外にかかるスマホの修理代 保険商品で備える手も

生保損保業界ウオッチ

写真はイメージ=PIXTA
特約や補償範囲などが商品によって異なる保険の比較はなかなか大変。この連載では保険に詳しいファイナンシャルプランナーが商品選びの勘どころを紹介します。

画面割れの修理代が4万円のケースも

最近は情報収集やメール、SNSの利用にとどまらず、キャッシュレス決済や健康管理など、スマホなしには暮らしが成り立たないほど。壊れて使えなくなった場合、買い替えにしろ修理にしろ、復旧以外の選択肢はありません。

ただ、高性能スマホほど価格も修理代もかさみます。iPhoneの場合、最上位機種の価格は11万円超。メーカーの修理代は画面割れが約4万円、その他の修理は7万円を超えます。

メーカーや携帯電話会社の保証もありますが、保険会社のスマホ向けの保険で修理代に備える手もあります。ここではiPhone 12 Pro Maxを例に、有料の保証・保険を整理してみましょう。料金は同機種の場合です(税込み、以下同)。

iPhoneの場合、アップルは「Apple Care+」という保証を用意しています。新規購入から30日以内に2万5080円で加入すると、2年間、1年2回まで修理費が軽減されます。画面損傷は3700円、過失や事故によるその他の損傷は1万2900円で修理可能。ただし、3年目以降は保証がなくなります。

携帯電話会社の補償は3年目以降も続けられます。例えばNTTドコモの「ケータイ補償サービス(月1100円)」に加入すると、修理代が購入後1年間は無料、2年目以降は上限5500円に。全損の場合は1万2100円で代替機が手に入ります(1年間2回まで)。加入は新規購入後14日以内です。

保険会社のスマホ保険は月数百円から加入可能

以上の有料オプションは新規購入時の加入が原則。一方、保険会社のスマホ向け保険は、購入後しばらくしてからの加入も可能です。

マイシュアランスの「スマホ保険」は格安スマホ向けの保険です。破損・汚損のみを対象にする「ライトプラン」は月200円(保険料は非課税、以下同)で、1事故5万円、年間10万円まで補償。水濡れや盗難・紛失にも対応する「スタンダードプラン」は月470円で補償額が2倍になります。

さくら少額短期保険の「モバイル保険」は最大3端末まで補償され、年間最大補償額は1契約当たり10万円。justInCaseの「スマホ保険」は、保険期間が3カ月と短めですが、無事故でスマホの扱いが良好だと4カ月目から保険料が平均3割安くなります。

加入要件はそれぞれですが、保険料はいずれも割安で、事故時の自己負担額も少額です。ただし、補償額も10万~20万円程度です。

保険は不測の事態でのキャッシュフロー悪化を防ぐためのもの。家計に余裕があり、修理代が負担とならないなら加入は必須ではありませんが、貯蓄が少ない若年層には「安心グッズ」になるでしょう。

清水香(しみず・かおり)
しみず・かおり 学生時代から生損保代理店業務に携わり、2001年、独立系FPとしてフリーランスに転身。翌年、生活設計塾クルー取締役に就任。『地震保険はこうして決めなさい』(ダイヤモンド社)など著書多数。財務省「地震保険制度に関するプロジェクトチーム」委員。社会福祉士。

[日経マネー2021年8月号の記事を再構成]

日経マネー 2021年8月号 コロナ後相場の稼ぎ方&勝負株
著者 : 日経マネー
出版 : 日経BP (2021/6/21)
価格 : 800円(税込み)
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