桐谷さんが選んだ「カタログギフト優待」ベスト10

たくさんの商品から自由に選べるのが魅力
どうも、桐谷です。今回はカタログギフト優待ベスト10です。何を選ぼうかとワクワクしながらカタログを見るのは楽しい時間。カタログギフト好きな優待投資家が多いのも納得です。今回はお気に入りのカタログギフト優待10銘柄を、コード順に紹介します。
まずエスクリ。カタログギフト優待の中では一番のお薦めです。こちらは100株だとレストラン割引優待などですが、300株からオンラインギフトショップで使えるクーポンがもらえます。1000株だとクーポンが1万円分になり、それを使ってオンラインショップでカタログギフトを選べば、カタログギフト2冊が年に2回もらえます。つまりカタログ(オンラインショップの商品リスト)の中からカタログギフトを選ぶ「2段階カタログ優待」です。カタログギフトを選べば、商品の選択肢が広がりますね。結婚式場運営の同社はコロナ禍で結婚式を延期する例が相次ぎ、業績は厳しい状況。優待が改悪されるリスクもあります。早くコロナが収束し、エスクリの優待が続くことを願っています。
めぶきフィナンシャルグループは1000株優待ですが、株価は200円台のため投資金額は20万円台。一般的な100株優待と金額的には変わりありません。カタログは栃木や茨城の特産品など100点以上ある品から選べます。この価格帯のカタログギフトの中ではいいものがそろっていると思います。
VTホールディングスも、カタログギフトをもらうには1000株必要。5000円相当のカタログです。一般的には2000〜3000円相当のカタログが多いのですが、5000円相当は珍しい。やはりワンランク上の品物が載っていますね。
大和証券グループ本社も1000株優待。配当利回りは4%以上あるのでこれだけでも十分なのですが、他に2000円相当のカタログギフトが年に2回届きます。

旬の果物を選べる「おいしい優待」も
NECキャピタルソリューションは古くから優待を続けている会社。今はネットカタログになりました。1年以上保有でカタログギフトがランクアップ。長く優待を続けている実績から、優待廃止の可能性が低そう、と思って入れました。
エスリードのカタログはユニークで、選んだ品が手元に届く時期別に品物を掲載しています。桃や梨、柿、ミカンなど旬のある食品は届ける時期が違うからでしょう。お届け時期に関係のない「フリー」という品物もあります。旬の果物を申し込めて、非常に重宝しています。
イオンモールは投資金額18万円ほどで株主になれる上、3000円相当のカタログかプリペイドカードなどが選べます。店舗が近くにある人はカード、ない人はカタログと選択できる点がいいですね。
KDDIも非常にいい優待です。おいしそうな特産品が選べる3000円相当のカタログ。5年以上保有で5000円相当のカタログになります。
日本管財は2000円相当のカタログが年2回届くのが魅力。3年以上保有でカタログがランクアップします。
最後はベネッセホールディングス。あまり知られていませんが、ここもエスクリ同様、2段階カタログ優待。最初に届いたカタログで2000円相当のカタログギフトを選べます。
はみだしコラム「私のカタログ優待歴」
1980年代のバブル期にはなかったカタログギフトの優待。記憶では90年代から登場し始めたと思います。その頃はカタログから生活用品を選んでいました。例えば本棚にもなるカラーボックスをもらったり、アイロンをもらったり。電波時計や電子体温計、スーツが入る旅行バッグをもらったこともありました。当時は「食品は食べればなくなってしまう。それより形として残るものをもらおう」と思っていたんですね。でも、だんだんと家の中のものが増え始め、もう今は生活用品をもらっても置き場がないほど。そこで果物などを頂くようになりました。カタログ優待で頂く食品は高級なものが多いので「ハズレ」がありません。どれを頂いても、おいしい物ばかりですね。
(佐藤由紀子)
[日経マネー2021年4月号の記事を再構成]
著者 : 日経マネー
出版 : 日経BP (2021/2/20)
価格 : 750円(税込み)
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