/

首位はESG投信 2020年度に売れた投信ランキング

投信ランキング

投資信託選びの目安に資金流入額と基準価額の騰落率がある。この連載では、全投資信託を対象にした各種のランキングから人気の投資信託を探る。

今回は2020年度の資金純流出入額の上位を振り返ってみよう。純流出入額とは設定額(主に投信購入による資金流入)から解約額を引いたもので、どんな投信が人気を集めたか、もしくは不人気だったかを示すバロメーターと言える。

まずは純流入上位を見てみたい。首位は20年7月に新規設定された「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」だ。既存の「未来の世界」シリーズにおける運用実績の良さや、ESG(環境・社会・ガバナンス)への関心の高まりなどを背景に、国内投信史上歴代2位の3830億円を当初募集期間に集めた。

2位の「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」も20年度に新しく設定された商品だ。非接触型ビジネスに着目する戦略で、ソーシャルディスタンス(社会的距離)確保が求められたコロナ禍に合致したテーマ性が投資家に受け入れられた格好だ。上位5本中4本は外国株投信が占めた。

次に資金純流出額上位、つまり資金が抜けた投信を見てみよう。目立つのが、先物を使うことで実質的に元本の3倍の金額を運用する「グローバル3倍3分法ファンド」シリーズからの資金流出だ。1年決算型と隔月分配型を合わせると1年間で3200億円近い流出超となっている。コロナショックによる相場急変で、2月下旬から3月下旬の約1カ月間に基準価額が35%超も下げる局面があったこともあり、20年5月以降11カ月連続で流出超となっている。

流出は続いたが、20年度の運用実績は比較的良好だ。運用効率の面で評価する「R&I定量投信レーティング(1年)」は3月末時点で「レバレッジバランス型」の中で最上位の「5」。基準価額もコロナショックの急落時の水準を足元では大きく上回っている。

(注)2021年度(2020年4月~2021年3月)の資金純増額(設定額から解約額を引いた額)について、上位および下位5本を並べた。確定拠出年金専用およびラップ口座サービス専用、デリバティブ型、ETFを除く。R&I投資評価本部の業務は、信用格付業ではなく、金融商品取引業等に関する内閣府令第299条第1項第28号に規定されるその他業務(信用格付業以外の業務であり、かつ、関連業務以外の業務)です。当該業務に関しては、信用格付行為に不当な影響を及ぼさないための措置が法令上要請されています。「R&I定量投信レーティング」および投信定量評価に関してはサイト(www.r-i.co.jp/investment/)を参照。▲はマイナス

(格付投資情報センター)

[日経マネー2021年7月号の記事を再構成]

日経マネー 2021年7月号 大化け期待のNEXT成長株
著者 : 日経マネー
出版 : 日経BP (2021/5/20)
価格 : 750円(税込み)
この書籍を購入する(ヘルプ): Amazon.co.jp 楽天ブックス

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン