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桐谷さんが選ぶ コロナ収束後に楽しみたい株主優待

1年以上にわたって続くコロナ禍。外出自粛や店舗の時短営業で、外食やエンターテインメイント系の株主優待を中心に利用しづらい日々が続いています。一方でこうした業種には、個人投資家に人気の優待銘柄が多数。そこで桐谷さんに、コロナ収束後に楽しみたい株主優待のベスト10を選んでもらいました。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス、サンリオ、第一交通産業、極楽湯ホールディングスの優待券を手にする桐谷さん

どうも、桐谷です。コロナ禍が長引き、思うように株主優待を使えない状態が続いていますが、早く収束して思い切り優待を楽しめるようになってほしいものです。今回はコロナが収束したら楽しみたい優待を、飲食、交通、娯楽、旅行・宿泊、百貨店から選びました。

投資金額や総合利回りにも注目

まずは飲食。最初に紹介するのは外食優待の代表であるクリエイト・レストランツ・ホールディングスです。2020年の株式分割で投資金額が低くなり、投資しやすくなりました。業態は様々、店舗は全国展開と、優待も利用しやすく、一番の外食優待だと思います。

交通系はJR九州。JRはJR東日本JR西日本などの優待もありますが、各社とも運賃割引きが基本です。九州の場合は、これに対象店舗で使える500円優待券5枚などが加わります。2月には優待券を使える店舗の拡充を発表。優待券分だけでも配当と合わせて4%超の利回りで、JR各社の中でも高水準です。

同じく交通でタクシークーポン1000円分がもらえる第一交通産業。全国で使える優待を、と思い取り上げました。

娯楽系ではコシダカホールディングス。カラオケ店や温浴施設で使える優待券です。カラオケ優待では第一興商もありますが、投資金額の少なさでこちらにしました。配当利回りは低めですが、総合利回りは私の投資基準である4%の水準に達しています。3年以上保有すれば優待額がアップ。総合利回りは7%前後になります。

ラウンドワンはボウリング場などで使える500円優待券。私は以前、こちらの施設で「セグウェイ」に乗りました。ボウリングだけでなく、他の娯楽施設もある点が魅力です。

注:データは3月5日時点。同じ内容の優待が年2回ある場合は1回分を掲載。記載以外の優待がある場合は「〜」と表記。配当の「――」は無配

贈って喜ばれる優待も

サンリオの「サンリオピューロランド」や「ハーモニーランド」も人気ですね。入場券3枚分と買い物券の優待です。親子で楽しめる優待のためか、プレゼントするととても喜ばれます。自分で使ってもいいし、プレゼントしてもいい優待です。

平和は20年に優待を変更。100株でゴルフ場利用に使える3500円分2枚が、200株で1000円分2枚になりました。ただ1回で使える優待券の枚数が1人1枚だったのが、変更後は最大16枚まで使えるように。800株まで優待券が株数に比例して増えます。高い配当利回りを享受しつつ、株価が安い今のうちに買い増して優待券の枚数を増やしては、と思いました。

サムティは旅行・宿泊の優待。20年に優待変更の発表があり、100株でもらえた宿泊割引優待は廃止になり、200株からの宿泊無料券になりました。利用できる施設は全国に拡大。一見、改悪に見えますが、実質的には拡充だと思います。

無料入浴券の優待の極楽湯ホールディングスは、投資金額3万円台で優待を受け取れます。1年以上保有の条件はありますが、21年3月は記念優待があり、200株なら保有初年度から入浴券がもらえます。

最後に百貨店の三越伊勢丹ホールディングス。買い物10%引きカードがもらえる優待です。百貨店でなくては買えない品物もあります。高級化粧品などがその例でしょうか。それが10%引きで買えるのなら、と思いました。

はみだしコラム「コロナで変わった優待生活」


コロナ禍で起こった生活の変化は、優待で映画を見る機会が減ったことです。2020年の緊急事態宣言下では、映画館自体が閉鎖・休業。再開後は優待券の期限延長が現場に浸透しておらず、映画館の受け付けで押し問答になったこともありました。21年の緊急事態宣言下では映画館は開かれていましたが、午後8時までの時短営業となり、最終上映終了時刻が早まることに。株式市場が終わってからスポーツジムに行き、その後映画を見る私にとって、これは打撃です。平常なら午後6時すぎに始まる映画を見るのですが、時短のため、上映開始時刻はいずれも前倒し。見られる映画がほとんどありません。早く心置きなく映画を見られるようになってほしいものです。
桐谷広人(きりたに・ひろと)
元プロ棋士(七段)。71歳。1984年の失恋をきっかけに株式投資を始める。現在1000以上の優待銘柄を保有し、その優待品で日々の生活をほぼ賄っている。癒やされる人柄も人気の理由。

(佐藤由紀子)

[日経マネー2021年5月号の記事を再構成]

日経マネー 2021年5月号 日経平均3万円からの株の勝ち方入門
著者 : 日経マネー
出版 : 日経BP (2021/3/19)
価格 : 750円(税込み)
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