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運動で保険料が安くなる DX活用の健康支援サービス

生保損保業界ウオッチ

写真はイメージ=PIXTA

特約や補償範囲などが商品によって異なる保険の比較はなかなか大変。この連載では保険に詳しいファイナンシャルプランナーが商品選びの勘どころを紹介する。

運動や健康診断などの取り組みを評価

生命保険会社が医療系のスタートアップ企業と提携し、健康支援サービスを開発する動きが加速しています。スマホアプリ等を使ったプログラムを提供し始める会社も出てきました。

住友生命保険の"住友生命「Vitality」"は、Vitality健康プログラムを付加した保険契約者の運動や健康診断などの取り組みをポイント化し、評価するという保険商品。①オンラインで健康状態を把握②健康診断書の画像等をアップ③がん検診等の画像をアップ④所定の運動内容をアップ――という4つの健康増進活動を行い、獲得ポイントに応じて毎年の保険料が変動します。④の所定の運動とは、歩数や心拍数、会社所定の条件を満たすフィットネスジムでの運動や、イベント参加の状況で判断します。利用には保険料とは別に月額880円(税込み)の利用料が必要です。

東京海上日動あんしん生命保険の「あるく保険」は入院や手術を保障する医療保険です。2年間を半年ごとに区切った計測単位期間で平均歩数を計測。 2年後に計測結果に基づいて所定の健康増進還付金が受け取れます。

条件をクリアできない可能性も視野に入れる

"住友生命「Vitality」"も「あるく保険」も、条件をクリアすると保険料割引や還付金の受け取りといったメリットがあり、運動を習慣化するモチベーションになりそう。一方、体調を崩すなどで所定の運動ができない場合、保険料が上がる、還付金が受け取れないといった可能性もあります。

保険料の割引はありませんが、運動などの目標を達成すると抽選でプレゼントがもらえるのが、第一生命保険とネオファースト生命保険が提供する「『健康第一』プレミアムメニュー」です。4つの領域における健康づくりの行動の結果に応じて、毎月、抽選でプレゼントがもらえます。具体的には、スマホアプリの①食事を意識②コラムで学習③生活リズムを整える④歩いて運動――というメニューのうち、3つ以上利用した日が1日以上あれば、その月のプレゼントの抽選対象になります。

健康支援サービスは魅力的ですが、そもそも保障内容や保険料が自分にとって適切かどうかの判断を忘れないようにしましょう。

内藤 眞弓(ないとう・まゆみ)
生活設計塾クルー。大手生命保険会社勤務の後、ファイナンシャルプランナーとして独立。生活設計塾クルー取締役を務める。『医療保険はすぐやめなさい』(ダイヤモンド社)など著書多数。一般社団法人FP&コミュニティ・カフェ代表。

[日経マネー2021年5月号の記事を再構成]

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