スーツ・オブ・ザ・イヤー、ヤクルト村上選手ら5人に

日本経済新聞社は11日、2022年の「スーツ・オブ・ザ・イヤー」の受賞者を発表した。ビジネス部門ではAGCの平井良典社長、サッカーJリーグの野々村芳和チェアマン、スポーツ部門は東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手で、4部門5人を選出した。
「チャレンジを纏(まと)う=スーツ」をコンセプトに、時代を変える志を持って挑戦し続ける人として、22年を代表する5人を選んだ。日経のデジタル媒体「NIKKEI STYLE Men's Fashion」と世界文化社グループのライフスタイル誌「MEN'S EX」が共催しており、今年で5回目。
「ビジネス」は企業価値の向上や経営革新などで顕著な功績を挙げている人、「イノベーション」は新たな技術やアイデアで社会に変革をもたらそうと取り組んでいる人が対象で、ほかに「スポーツ」「アート&カルチャー」の全4部門で選出した。
各部門の他の受賞者は次の通り。▽イノベーション シナモン共同最高経営責任者(Co-CEO)の平野未来氏、▽アート&カルチャー 俳優で歌手の山崎育三郎氏
平井氏は半導体関連やバイオ医薬などの成長分野に切り込む一方、初任給や若手社員の給与大幅アップで話題に。野々村氏は北海道コンサドーレ札幌社長として経営改革とチーム強化を果たした手腕を買われJリーグチェアマンに就任、ワールドカップカタール大会に臨む。
平野氏は人工知能(AI)開発スタートアップとして多くの企業にAIコンサルティングなどを提供し、デジタルトランスフォーメーション(DX)をけん引。村上氏は日本選手最多の56本塁打、史上最年少での打撃部門三冠王と記録ずくめの活躍でチームをセ・リーグ連覇に導いた。
山崎氏は甘く気品のある歌声と演技力を武器に多くのミュージカルに出演、テレビドラマなどへと活躍の舞台を広げた。
授賞式は17日午後6時半に開く予定で、特設サイト(https://ps.nikkei.com/soy/)でYouTubeを通じてライブ配信する。