名古屋場所、観客数を制限せず開催へ 20年初場所以来

日本相撲協会は31日、東京都墨田区の両国国技館で理事会を開き、大相撲名古屋場所(7月10日初日・ドルフィンズアリーナ)は定員7448人の観客数に制限を設けずに実施すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大後では初めてで、通常開催は2020年1月の初場所以来となる。
今年の初場所は定員の約半分に当たる5千人、春場所は定員の約75%の約5600人で開催してきた。夏場所(5月8日初日・両国国技館)は上限が通常の約87%の9265人に緩和される予定。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「安全性を考えた上で戻していかないと、相撲協会の運営にも関わってくる」と説明した。
観客らによる館内での飲食などについては、専門家の意見を聞いた上で判断していくという。昨年の名古屋場所は収容人数の50%に当たる3800人が上限だった。同場所担当部長の出羽海親方(元幕内小城ノ花)は「お客さんに入ってもらわないと。感染対策は引き続きやっていかないといけない」と気持ちを引き締めていた。〔共同〕

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