御嶽海がコロナ感染 相撲協会、濃厚接触者は「調査中」

日本相撲協会は31日、新大関御嶽海(29)=本名大道久司、長野県出身、出羽海部屋=の新型コロナウイルス感染を発表した。芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると39度ほどの発熱があり、抗原検査で31日午後に陽性が判明したという。
御嶽海は29、30日に東京・両国国技館で行われた武隈親方(元大関豪栄道)、清見潟親方(元関脇栃煌山)の引退相撲に参加。2日間とも断髪式ではさみを入れ、取組では横綱照ノ富士と相撲を取っていた。芝田山部長は濃厚接触者の有無などに対し「その辺については調査中」と述べた。
2月5日に中村親方(元関脇嘉風)の引退相撲、翌6日にトーナメント大会が国技館で予定されており、影響が懸念される。芝田山部長は「ここで食い止めて、行事をこなしていかないといけない」と危機感を示した。
御嶽海は関脇だった初場所で3度目の優勝を達成。長野県出身では江戸時代の伝説的な強豪力士、雷電以来となる227年ぶりの新大関誕生で、一躍注目されていた。〔共同〕