元巨人の山口俊、現役引退を決断 19年に最多勝

昨季限りで巨人を自由契約となった山口俊投手(35)が現役引退を決断したことが28日、分かった。引き続きプロ野球でのプレーを目指したが、声がかからず、現役続行を断念した。
大分・柳ケ浦高から2006年に高校生ドラフト1巡目で横浜(現DeNA)入団。抑え、先発で活躍し、17年にフリーエージェント(FA)移籍した巨人で19年に最多勝、奪三振王、勝率第1位に輝き、リーグ優勝に貢献。オフにポスティングシステムを利用して移籍した米大リーグ、ブルージェイズで2勝にとどまった。ジャイアンツ傘下のマイナー3Aから21年途中に巨人に復帰したが、昨季はけがもあって登板1試合に終わった。
プロ野球通算443試合に登板して66勝66敗112セーブ、防御率3.36。メジャーでは通算17試合に投げて2勝4敗、防御率8.06だった。
父の故久さんは大相撲の元幕内「谷嵐」。〔共同〕