大阪桐蔭4強、最多タイ6本塁打で快勝 選抜高校野球

選抜高校野球大会第9日は28日、甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、近江(滋賀)、大阪桐蔭、浦和学院(埼玉)国学院久我山(東京)が準決勝に進出した。
近江は金光大阪を6-1で下して、春は滋賀勢で初の4強に進んだ。近江は昨夏に続く、2季連続のベスト4。山田が10三振を奪い、1失点完投した。近江は新型コロナウイルス禍で辞退した京都国際に代わり、繰り上がりで出場。代替出場校の4強は史上初めて。
大阪桐蔭は市和歌山に17-0で快勝し、4年ぶりの4強。伊藤の1イニング2本などチーム1試合最多の大会タイ記録となる6本塁打を放った。前田は12三振を奪い、6回1安打無失点。西谷監督は歴代単独2位となる甲子園大会通算59勝目を挙げた。
浦和学院は九州国際大付(福岡)に6-3で競り勝ち、7年ぶりの4強。3-3で迎えた八回に鍋倉の3点本塁打で勝ち越した。
国学院久我山は星稜(石川)に4-2で逆転勝ちし、春夏通じて初のベスト4。2点を追う五回に下川辺の2点本塁打などで4点を挙げて逆転した。
29日は休養日。30日の準決勝は、浦和学院―近江、国学院久我山―大阪桐蔭の組み合わせとなった。〔共同〕