相撲協会、3年連続の赤字 コロナ影響
日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で評議員会を開き、2022年度(1〜12月)の決算を承認し、経常収益から経常費用を差し引いた額は約31億円のマイナスで3年連続の赤字となった。23年度は黒字転換を見込んでいるという。
経常収益は21年度より約26億円増え、約101億円。協会担当者によると入場料収入は約40億9千万円となった。21年度は新型コロナウイルス禍前の約30%だったが、コロナ感染対策の観客制限緩和で65%程度に回復した。
経常費用は約24億円増の約132億円。国技館改修工事の修繕費や巡業再開による旅費などが影響した。正味財産は約32億円減少し、約265億円になった。
コロナ禍の影響により20年度は過去最大の約50億円、21年度は約32億円の赤字だった。〔共同〕