27日のサッカーワールドカップ 結果と戦評

【コスタリカ1-0日本】日本は終始主導権を握りながら、再三の好機を生かせず1失点で敗れた。前半早々に相馬が左を崩して見せ場をつくったが、相手の消極的な姿勢に付き合うような展開に。後半から浅野が入るとゴールへ迫る場面が増えたものの堅守を崩せないまま停滞すると、後半36分に自陣でのミスも絡んで失点。三笘のドリブルなどで攻め込んでも追いつけなかった。
守勢に回ったコスタリカだが、フジェルが数少ない好機を逃さずに決め、最後まで集中力を切らさなかった。

【モロッコ2-0ベルギー】モロッコが快勝した。後半28分にサビリの左FKをサイスが決めて先制。試合終了間際にも右からのパスをアブフラルが鮮やかに蹴り込んで追加点を奪った。統率の取れた守備陣が集中力を切らさず、粘り強く守って逃げ切った。
ベルギーは攻撃面の連係がかみ合わず詰めが甘かった。前半途中から守勢に回り、流れを変えられなかった。

【クロアチア4-1カナダ】攻守の切り替えが素早かったクロアチアが快勝した。前半36分にクラマリッチが同点ゴールを決め、8分後にはユラノビッチがドリブルで中央に運び、ペナルティーエリア手前でパスを受けたリバヤが右足で勝ち越し点を奪った。後半も2点を加え、突き放した。カナダは前半2分にデービスが頭で先制。テンポ良くボールを回したが、次第に守備を崩された。

【スペイン1-1ドイツ】ドイツが終盤に追い付いて引き分けた。劣勢だった後半17分に先制を許したが、25分にサネらを投入して流れを変えた。38分に途中出場のフュルクルクが右足でゴール左上に蹴り込んだ。ボールを保持して主導権を握ったスペインは後半、アルバの左クロスに走り込んだ途中出場のモラタが右足で合わせてリードしたが、逃げ切りに失敗した。〔共同〕

2022サッカーワールドカップ (W杯) カタール大会に出場する日本代表のニュースやコラム。大会日程は11月20日に開幕、決勝は12月18日。選手たちの活躍の様子や試合の結果、分析などをお届けします。
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