柔道ウルフ「年明けスタート」 22年2月の国際大会照準
東京五輪の柔道男子100キロ級で金メダルに輝いたウルフ・アロン(了徳寺大職)が25日、東京都内で取材に応じ、五輪後初の実戦として来年2月の国際大会出場を視野に入れていることを明らかにした。「3年後にはパリ五輪がある。年内は少し休み、年が明けたらまた一からスタートを切りたい」と述べた。
この日は地元の東京都葛飾区から文化・芸術・スポーツ功労賞を授与され、都スポーツ推進委員向けに講演を行った。既に打ち込みなど軽めの稽古は再開し、トレーニングにも取り組んでいるという。

最近は連日のようにさまざまなテレビ番組に精力的に出演。「柔道の方は大丈夫かと批判する人もいるが、今がチャンス。ウルフ・アロンを知ってもらうことで、柔道ファンが増えれば」と競技普及への思いを語った。〔共同〕