ボクシング田中恒成、12月11日に再起戦 元世界王者
世界ボクシング機構(WBO)で3階級を制した元王者の田中恒成(畑中)が24日、オンラインで記者会見し、12月11日に国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフライ級5位の石田匠(井岡)と名古屋国際会議場で対戦すると発表した。昨年12月、WBO同級チャンピオン井岡一翔(志成)に敗れて以来の再起戦となる。観客の有無については未定。

田中は井岡戦後、ガードを課題に自身の組み立てにも目を向け「ボクシングが分かったからこそ感覚的なものが見えるようになった」と話し、試合への見方が変わったという。「次の試合で終わってもいいと思えるくらい次に懸けたい」と気合を入れた。
東京五輪の男子フライ級で銅メダルを獲得した兄の亮明(岐阜・中京高教)については「選手としてあそこまで応援できた試合は初めて。僕も変わりたいし、いろいろな人に感動を与えたい」と偉業に続く決意を口にした。〔共同〕