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「限りなく現実に近い虚構」 富田克也、リアルの神髄

ドキュメンタリー映画新時代(5)

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「映画を人に合わせる」

「映画に人を合わせるのではなく、映画を人に合わせる」

富田克也は2004年に仲間と立ち上げた映画制作集団「空族(くぞく)」の制作スタイルを、端的にこう表現する。現実の風景の中で暮らす人々を、その人自身に近い役柄で台本ありの劇映画に登場させる手法だ。

富田作品の神髄は何といってもリアルさにある。甲府市を舞台にした代表作の「サウダーヂ」(11年)では、幼なじみの土木作業員や撮影...

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ドキュメンタリー映画新時代

「フェイクニュース」という言葉がすっかりなじんだ今日の世界で、それでも真実を探求しようともがくドキュメンタリー映画の作り手たちがいる。大上段に振りかぶって「これが正義だ」「これが事実だ」と押しつけようとすれば、人は逃げていく。だから、あくまで個人的に「真実だと信じ得たもの」を撮って、画面を通じてみんなと共有できるか問いかけてみる。リアリティーとの新たな付き合い方を模索する監督たちの姿を追った。

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