中日・根尾がプロ初登板 1回無失点、最速150キロ

中日の根尾昂外野手が21日、マツダスタジアムでの広島10回戦の八回にプロ初登板を果たした。1回を打者4人に投げ、15球で1安打無失点。最速は150キロをマークし「四回が終わって監督に(登板を)言われた。抑えられてうれしい」とほっとした様子だった。
1-10と大きくリードされた展開でマウンドに上がった。先頭打者の坂倉への初球に150キロ直球を投げ込むと、球場にどよめきが起きた。2球目を右前に運ばれたが、後続は同学年の小園を右飛、磯村を中飛、中村健は二ゴロに抑えた。
立浪監督は「(救援投手の)最後の1人が足りなかった。真っすぐを狙われたが、簡単に四球を出さない。またこういう展開で投げることはあるかもしれない」と説明した。
4年目の根尾は大阪桐蔭高時代の2017、18年の選抜大会で優勝投手となり投手としても注目を集めた。8日の阪神との2軍戦(甲子園)で公式戦初登板した。野手では20年8月の阪神戦で巨人の増田大輝内野手が打者3人に投げた。〔共同〕