オリックス杉本は5倍7000万円 本塁打王、「昇天した」

パ・リーグ最多32本塁打をマークしたオリックスの杉本裕太郎外野手が16日、大阪市内の球団施設で契約交渉に臨み、今季の5倍となる年俸7千万円で更改した。
30歳の遅咲きスラッガーは「上がりすぎて昇天しながらはんこを押した」とほくほく顔。漫画「北斗の拳」のキャラクター「ラオウ」の愛称で親しまれる巨漢は、本塁打を放って右拳を突き上げる「昇天ポーズ」に引っかけて喜びを語った。
自己最多の出場134試合で打率3割1厘、83打点。ベストナインにも初選出された。「過去5年、結果が出なくても契約してくれた球団に感謝。来年もレギュラーで、全試合に出たい」と一層の活躍を誓った。
29セーブを挙げた平野佳寿投手は5千万円増の年俸2億円で更改。米大リーグから4年ぶりに戻った37歳のベテランは「取ってもらって結果を出せないと意味がない。少しでも力になれてよかった」とリーグ優勝への貢献を喜んだ。(金額は推定)〔共同〕