海外チームの分析も受託 プレーするだけでない体育会
いまどきの部活①
(更新) [有料会員限定]
「この2週間の成績は?」「商談まで行けなかった原因は何だろう」。メンバーがオンラインで集まり、議論する。契約の利点を伝える模擬プレゼンテーションを繰り返す。企業の営業会議ではない。東京大学サッカー部の「部活動」の風景である。
年間予算の2割強を自前で稼ぐ
約100人の部員は芝の上だけでなく、「もう一つのピッチ」でも汗をかく。同部の「プロモーションユニット」に所属する15人の役割はスポンサー集め。...

気軽にスポーツを始める場として存在してきた「部活」。学生時代の一番の思い出にあげる人も多い一方、伝統的な慣習が敬遠されたり、近年は少子化、ライフスタイルの変化もあったり、様々な要因で存続が厳しいところも出てきている。それでも若い世代がスポーツをする環境を維持したい。新しい部活を模索する現場を追う。