フィギュア4回転半ジャンプ、米17歳が成功 世界初

フィギュアスケート男子で17歳のイリア・マリニン(米国)が14日、米レークプラシッドで行われた国際スケート連盟公認大会のUSインターナショナルクラシックのフリー冒頭で超大技のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を成功させる快挙を成し遂げた。主催する米国フィギュアスケート協会によると世界初。ショートプログラム(SP)6位で迎えたフリーで1位となり、合計257.28点で逆転優勝した。
4回転半は現行の採点規則で最も得点が高いジャンプ。競技会から引退した羽生結弦が北京冬季五輪のフリーで挑んで回転不足で転倒したが、主要国際大会で史上初めて「4回転半に挑んだ」と認定された。
女子SPで北京五輪代表の河辺愛菜(愛知・中京大中京高)は62.68点で2位。アイスダンスのリズムダンスで同五輪代表の小松原美里、小松原尊組(倉敷FSC)は60.38点で7位。〔共同〕