楽天・松井裕樹、WBCへ不安 初実戦で6失点「ひどい」

楽天の松井裕が14日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の強化合宿を前に不安を残した。沖縄県金武町で行われた日本ハムとの練習試合で初実戦に臨んだが、2死しか取れずに5安打6失点。「ひどいですね」と首をひねった。
雨が降る中のマウンドで、先頭から連打を浴びていきなり失点。球の切れが悪く、空振りを奪えない。ボール先行気味で暴投もあり、明らかにWBC使用球が手についていなかった。最後は、代打で出てきたドラフト1位新人の矢沢(日体大)に特大の2ランを運ばれ、予定の1イニングを持たずに降板した。
最速は球場表示で140キロ止まり。チームで抑えを務め、日本代表でも貴重な左の救援として期待されるが「ボールが指にかかっていなかった。ストレートがかかっていないと、やはり変化球も振ってくれない」。沖縄県での調整は15日まで。17日から宮崎県で行われる代表合宿に合流し、急ピッチの修正を迫られそうだ。〔共同〕

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