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ラーメン一杯「1000円の壁」 素材厳選と体験で壊す

ラーメン経済学(3)

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食に「身の丈」はあるのだろうか。身の丈に合う値付けをしないとそっぽを向かれてしまうのか――。国民食ゆえにラーメンが長く打ち破ることができずにいた「1000円の壁」を正面突破しつつ、熱烈な支持を集める店が増えてきた。

特製塩そば、1350円をすする楽しみ

気づけば4桁の壁を超えていた。一杯1000円から。新型コロナ禍で4時間の短縮営業にもかかわらず、1日100杯を売り上げる。平日でも午前11時のオー...

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ラーメン経済学

日本独自の進化を遂げ、魚介から野菜まで素材にこだわり抜くことで多彩な味の広がりをみせるラーメン。日本食の多様性を象徴する「国民食」に上りつめ、世界の食通も注目する。究極の満足度をもたらす一杯を目指して全国の人気店、有力店がしのぎを削り、熱く強力なラーメンフリークたちはネットワークを駆使して新店の情報を教え合う。人気が人気を呼ぶ展開は日常食の枠を超え、「食」の新体験をもたらす上質なエンターテインメントの色彩を帯びる。しかし、足元は新型コロナウイルスの逆風。ラーメン店の倒産件数は2020年に過去最多になったという。長蛇の列が取り巻いた人気店も方向転換を迫られるなか、アフターコロナを見据えたラーメン業界の今とこれからを「経済」の視点から読み解く。

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