エペ団体で「金」、見延に1億円 フェンシング報奨金
東京五輪フェンシング男子エペ団体で日本勢として初の金メダルを獲得した見延和靖選手(34)が10日、群馬県高崎市で行われた所属先のネクサスの報告会に出席し、報奨金1億円が渡された。事前に告知されず、サプライズでの贈呈で「緊張とは違う、体の震えを感じている。無駄に使わず、活躍するとこんな夢があると後輩に伝えたい」と語った。

2024年パリ五輪も目指す意向で「団体2連覇、個人でも金メダルで2冠を達成できるように頑張る」と意欲を新たにした。男子エペ団体は見延選手を中心に強化を図り「じーんと感動させるチーム」という思いを込めて「エペジーーン」を合言葉に戦った。
同じ所属先で男子フルーレの個人と団体で4位だった敷根崇裕選手(23)は「(メダルを逃し)人生で一番悔しい思いを短期間で2度した。パリでは金メダルを取って自分も同じ額をもらいたい」と雪辱を誓った。〔共同〕