大相撲、コロナ感染者も出場可能に 秋場所から措置緩和
日本相撲協会は9日、新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触者について、大相撲秋場所(11日初日・両国国技館)からは療養期間が明けた翌日以降の出場を認めることを決めた。力士ら協会員が感染した場合、所属部屋全体を全休とする従来の措置を緩和。政府が感染者の自宅療養期間を短縮したことに伴い、9日に部屋持ち親方による師匠会で申し合わせた。
感染者は判明翌日から7日間の療養期間が終了すれば、本場所の途中からでも出場できる。濃厚接触者は陽性者が出た翌日と翌々日の2度の検査でともに陰性なら出場可能。陽性の場合は翌日から1週間の休場措置となる。
7月の名古屋場所では、力士が新型コロナ関連で途中休場する初のケースが発生。最終的に全体の3割近い174人もの力士が休場し、取組が激減する異常事態に陥った。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「大量休場を繰り返すのは、足を運んでくれたお客さんに申し訳ない。今後の大相撲の興行に大きな影響を与えてはいけない」とコメントした。〔共同〕

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