サニブラウン「世界陸上の切符を」 日本選手権Vへ意欲

世界選手権(7月・米オレゴン州)代表選考会を兼ねる陸上の日本選手権は9日から4日間、大阪市のヤンマースタジアム長居で行われる。有力選手は8日、会場横の施設で記者会見し、男子100メートルで過去2度優勝のサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)は「練習からやってきたことをしっかりやって優勝して、オレゴンの切符をつかみたい」と自信と意欲を示した。
右太もも裏の違和感のため4月下旬以来の実戦となる桐生祥秀(日本生命)は「初戦のイメージで準備してきた。違和感なくこの場に立てている」と語り、前回優勝の多田修平(住友電工)は「2連覇を目指し、勝ちにこだわりたい」と気合を込めた。
女子1500メートルで東京五輪8位に入った田中希実(豊田自動織機)は3連覇に向け「今できる全力は出し切りたい」と話した。
世界選手権の参加標準記録を突破した各種目3位までが代表に決まる。〔共同〕