ソフトバンク甲斐、WBCへ精力的な動き 「準備する」

緊張感を漂わせながら、宮崎キャンプを過ごしている。ソフトバンクの甲斐は7日、精力的に動き回った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表で正捕手として期待されており「鍛えるとかではなく、WBCに向けて準備をしないといけない」と必死さをにじませた。
キャッチボールを終えると、ブルペンへ。板東の球を受け、入念にコミュニケーションを図り、フリー打撃では中堅方向を中心に打ち込んだ。同じ捕手の新加入、嶺井とは話し込む場面が目立ち「プラスになることは勉強したい」と貪欲だ。
日本が2連覇を達成した2009年の第2回大会で正捕手を務めた城島球団会長付特別アドバイザーが今キャンプに同行。3月の開幕が迫り「これから歯ががたがたして、怖くなるぞ」と声をかけられた。それでも、21年東京五輪で金メダルに貢献した30歳の実力者は「そういう中でやれるのが間違いなくいい経験になる」と勇ましかった。〔共同〕

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