中日・山井が引退会見 07年の日本一「忘れられない」
今季限りで現役を引退する中日の山井大介投手(43)が7日、バンテリンドームナゴヤで記者会見し、2007年の日本シリーズ第5戦で先発して八回まで走者を許さない快投を見せ、日本一を決めた一戦について「ファンと一緒にあの一瞬を味わえた。素晴らしい、忘れられない一日だった」とすがすがしい表情で言葉を紡いだ。

現役最年長投手だった山井は9月末、球団から戦力外通告を受けた。翌日の2軍戦で登板したが「エンジンがかかってこなかった」と実感し、引退を決断。9月30日に発表された。
現在のチームには「強かったドラゴンズのように熱くなってほしい」と若手にエールを送り、今後は未定と前置きした上で「機会があればユニホームを着て、若い選手と一緒に汗を流したい気持ちもある」と指導者になる希望も口にした。13日のヤクルト戦ではセレモニーが予定されている。〔共同〕