砂肝のオイル煮 ワインに合わせ、クリスマスに

クリスマスメニューにぴったり、ワインによく合うおつまみです。
砂肝は、シャリシャリ、コリコリとした歯ごたえが特徴。焼き鳥のイメージが強いかもしれませんが、煮ものなどにも使えて、扱いもかんたん。なじみのない人も気軽に挑戦してみてください。白い膜は、手ではがすか、包丁でそぎとりましょう。
できたてのアツアツでもおいしく食べられますが、少しおくと油の中でゆっくりと味がなじみ、しっとりとして、うま味が引き出されます。スキレットがあればそのまま食卓へ。器に移す場合は、油ごと移します。ぜひフランスパンを用意して、うま味のとけこんだ油をつけて食べましょう。
・砂肝160g
・塩小さじ1/3
・ニンニク1片(10g)
・ローリエ1枚
・赤トウガラシ1/2本
・オリーブ油100ml
・パセリの葉1枝分
・オリーブ(黒、種なし)10個
作り方(調理時間30分)
(1)砂肝はさっと洗い、水気をきる。半分に切って白い膜をとり除き、さらに半分に切る。塩をもみこむ。
(2)パセリはみじん切りに、ニンニクは横向きに薄切りにする。ローリエは半分に折る。
(3)小さめの鍋に(1)、ニンニク、ローリエ、赤トウガラシ、オリーブ油を入れて中火にかけ、時々混ぜながら5分加熱する。
(4)オリーブとパセリを加えてふたをし、さらに2分加熱する。
(5)火を止めてそのまま10分ほどおき、なじませる。
ひとくちメモ
砂肝 名前に「肝」とありますが、肝臓ではなく、鶏の胃の一部。「砂囊(さのう)」ともいいます。歯がない鳥類は、砂肝で、食べたものを、一緒に飲みこんだ砂などでくだいているのです。主に筋肉でできているので、低脂肪、高タンパク。価格も手ごろな部位です。
(ベターホームのお料理教室=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2021年12月4日付]
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