レスリング乙黒拓斗「金へ敵は自分」 男子の活躍誓う
レスリング男子フリースタイルの東京五輪代表で、メダル獲得が期待される65キロ級の乙黒拓斗(自衛隊)と57キロ級の高橋侑希(山梨学院大職)が6日、オンラインで取材に応じた。19歳だった2018年世界選手権で日本男子の史上最年少優勝を果たした乙黒拓は「敵は自分自身じゃないか。自分の全力を出せれば勝てる。もちろん出るからには金メダルを目指す」と冷静に語った。

日本でレスリングは五輪と世界選手権を合わせて16大会連続世界一の吉田沙保里や五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)ら女子の印象が強いが「女子だけでなく、男子もアピールできたらいい」と活躍を誓った。
伝統の最軽量級で17年に世界王者に輝いた高橋侑は16年リオデジャネイロ五輪代表を逃したが、今年6月の東京五輪代表を決めるプレーオフに勝ち、悲願の舞台にたどり着いた。「2大会分のエネルギーをぶつけたい。五輪に出る小さい頃からの夢がかなった喜びもあるが、覚悟を決めてやっていく」と頂点への強い決意を示した。〔共同〕