日本も紛争当事国、平和な日常に潜む「非暴力」の脅威
学び×国際紛争(1)
(更新) [有料会員限定]
民族や宗教の違いに端を発した対立から、核兵器の拡散、資源や領土・国境をめぐる国家間の緊張――。「国際紛争」という言葉に、軍事的衝突を思い浮かべる人は多いはず。でも近年では、政治介入やサイバー攻撃など非暴力行為が主流になりつつあります。政府間だけでなく民間人や民間企業に対処が求められる場面もあり、太平洋戦争終結以降、長年にわたって平和を享受してきた日本人にとっても決してひとごとではないのです。...

民族・宗教間の対立や核兵器の拡散、資源や領土・国境をめぐる緊張――。「国際紛争」という言葉に軍事的衝突を連想しがちですが、近年では政治介入やサイバー攻撃など非暴力行為が主流になりつつあります。もはや日本人にとってもひとごとではない国際紛争の現状や日常に潜むリスクを東京海上ディーアール主席研究員の川口貴久さんに聞きます。