森保一監督「最善の準備を」 クロアチア戦へ意気込み

【ドーハ=共同】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組を1位通過した日本の森保一監督は2日、初の8強入りを懸ける5日午後6時(日本時間6日午前0時)からのクロアチアとの決勝トーナメント1回戦に向け「落ち着いて最善の準備をしたい。勝つ確率を数%でも上げられるように準備する」と意気込んだ。
強豪スペインに逆転勝ちしてから一夜明け、ドーハで取材に応じた。初戦でドイツから金星を挙げながら、コスタリカとの第2戦には痛い黒星も喫した。「勝っても負けても一喜一憂し過ぎない」と強調し「チームの雰囲気は明るいが、特に(ムードが)上がり過ぎてはいない」と話した。
前回準優勝のクロアチアは1勝2分けでF組を手堅く2位で突破。過去のW杯では日本の1分け1敗だ。「柔軟に粘り強く戦える。個の能力は素晴らしく、組織としても力を発揮できる。見習うべきで、日本人のメンタリティーにも似ている」と警戒した。
今大会の日本は途中出場の選手が活躍し、ベンチも含めて一丸で戦っている。監督は「大会前とは違う、さらに上のレベルの一体感がある」と手応えを深めている。
大会第13日の2日、韓国とスイスが決勝トーナメント進出を決め、16強が出そろった。アジア・サッカー連盟所属のチームは日本とオーストラリアを含め、史上初めて3チームが1次リーグを突破した。

2022サッカーワールドカップ (W杯) カタール大会に出場する日本代表のニュースやコラム。大会日程は11月20日に開幕、決勝は12月18日。選手たちの活躍の様子や試合の結果、分析などをお届けします。