テニス、ロシア選手の出場容認 四大大会やツアー
【ジュネーブ=共同】テニスのツアー大会を統括する男子のプロテニス選手協会(ATP)と女子テニス協会(WTA)、四大大会の主催者、国際テニス連盟(ITF)は1日、共同声明を発表し、ウクライナに侵攻したロシアと、攻撃に協力したベラルーシの両国選手に四大大会やツアー大会の出場継続を容認した。ただし、当面は国名や国旗の使用を認めない。
10月にモスクワで予定した男女のツアー大会は中止する。ロシアは男子シングルスのダニル・メドベージェフが2月28日付世界ランキングで初の1位に浮上した。
ITFは両国のテニス連盟を無期限の資格停止とし、年内は国別対抗戦で昨年男女ともにロシアが優勝した男子のデビス杯(デ杯)や女子のビリー・ジーン・キング杯、車いすテニスの世界国別選手権など団体戦の出場を禁じる。ロシアとベラルーシでのITFの大会開催も認めない。