ラトビア、パリ五輪の不参加検討 ロシア勢など復帰なら
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【ジュネーブ=共同】ラトビア・オリンピック委員会は、ロシアとベラルーシの選手が来年のパリ五輪への参加を許可された場合、大会のボイコットを検討することが分かった。1日、AP通信が報じた。ラトビアは旧ソ連から独立したバルト3国の一つ。
ウクライナ・オリンピック委員会も3日に臨時総会を開き、パリ五輪のボイコットの可能性を協議する。ロイター通信によると、ラトビア、リトアニア、エストニア、ポーランドの外相は1月31日、ウクライナ侵攻が継続している限りはロシアとベラルーシの選手の五輪出場について「許容できない」との方針で一致したという。周辺国にも反発が広がってきた形だ。
国際オリンピック委員会(IOC)は侵攻で国際大会から除外された両国選手の復帰を「中立」の立場などの条件付きで検討している。ラトビア・オリンピック委員会のティクメルシュ会長は地元テレビ局に「今、五輪が開催されて両国の選手が出場できるなら、ラトビア選手団は大会に参加しないだろう」とコメントした。
ラトビアは東京五輪のバスケットボール3人制で男子初代王者となった。