若返る街・新しい働き方 大阪・関西の活力は多様性から
「都市の針路」まとめ読み

天下人の城下町、薬の街、繊維の街、電機の街、そして観光の街――。大阪では時代とともに新たな産業が興り、地盤沈下の危機から何度も再生してきました。レジリエンス(強じん性)の背景には新しさを柔軟に受け入れ、独自に進化させる「多様性」の土壌があります。関西の懐の深さが地域や企業にもたらした活力や斬新なアイデアをまとめました。関連インタビューとともにお届けします。
「還暦」千里ニュータウン再生着々 絆は世代や国籍を超え

大阪府吹田市、豊中市にまたがる千里ニュータウン(NT)。入居開始から今年で60年の「還暦」を迎えた街は大きな変貌を遂げています。人口減に直面し「オールドタウン」と揶揄(やゆ)されたのは今や昔の話です。…本文はこちら(千里NTの移り変わりを紹介する動画もご覧いただけます)
【都市の針路】これまでの「まちづくり」関連記事
パナソニックや不二製油、職場の壁溶かす合言葉「DEI」

「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)の観点を深め、企業価値創出を担う世界中の従業員に対して、公平に挑戦の機会を用意し……」。業務用チョコレートで世界シェア3位の不二製油グループ本社。2021年版統合報告書の冒頭のメッセージに「DE&I」というあまりなじみのない言葉が登場しました。…本文はこちら
【都市の針路】これまでの「ビジネス」関連記事①
移住・ワーケーションが生む人流と活気 和歌山・奈良・淡路島

「お帰りなさい」。東京・羽田から1時間ちょっとの南紀白浜空港(和歌山県白浜町)。南紀白浜エアポートの岡田信一郎社長が到着した客に声をかけます。定期便は1日3往復だけ。「ビジネス系の人はだいたい顔が分かる。だが、最近は知らない顔の人も増えた」…本文はこちら
【都市の針路】これまでの「ビジネス」関連記事②
「ごった煮の街」大阪の真骨頂 新旧の景観併存が魅力

商都大阪の中心だった船場地区(大阪市中央区)には新旧の景観が入り交じります。東西約1キロ、南北約2キロの範囲に明治~昭和初期の近代建築が30件超現存し、国の重要文化財も江戸期の適塾などを含め4件。一方で21世紀の建築である高層マンションやホテルも並びます。…本文はこちら
【都市の針路】これまでの「観光・エンタメ」関連記事

2025年万博に向け、大阪・関西が動き出しています。魅力ある都市とは、絶えず新しいものが生まれ、そこで学びたい、働きたいと若者がやってくる「憧れの対象」です。長期低迷からの脱却をめざす都市の現状を描き、都市の進むべき道を考えます。
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