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JR九州、博多駅地下にシェアオフィス 激戦市場に参入

JR九州は30日、同社初のシェアオフィス施設「Q」をJR博多駅地下1階で開業した。「グローカルゲートウェイ」をコンセプトにスタートアップや中小企業の成長を支援する。福岡市では同様の施設が乱立しており、同社運営ならではの価値を打ち出せるかがカギとなる。

新型コロナウイルスの影響で退店した飲食5店があった空間、計571平方メートルを改装。フリー座席50席と1〜4人の月決めの個室ブース32カ所を設けた。会議室やフォンブースもある。

共同運営はシェアオフィス「ザ・カンパニー」を九州やアジアで展開するゼロテンパーク(福岡市)が担う。JR九州の社員も常駐し、駅ビルや商業施設の活用や、鉄道や不動産開発など同社事業との連携を仲介する。

12部屋の「コラーニング」スペースも用意した。ここではCO&CO(札幌市)が交流型の語学教室や、海外ビジネス知識のセミナーを開催する。同社は札幌と京都で同様の施設を運営しており、九州は初進出となる。JR九州の松下琢磨常務は「入居者や教室利用者のコラボでシナジーを生んでいきたい。自前傾向の強かったJR九州にとっても、いろいろな方と協業していく姿勢を示す場になる」と語った。

福岡市内はシェアオフィス激戦区だ。官民共同施設の「フクオカグロースネクスト(FGN)」は手厚い創業支援機能を持ち、最大手WeWorkも大名地区などに2拠点を構える。博多駅前では4月にAPAMAN系がfabbit(ファビット)を開業したばかり。ゼロテンパークの榎本二郎代表は施設需要はまだあるとした上で、「単に椅子と机を貸すだけでなく、特色を出す必要がある」と指摘した。

JR九州の松下氏は同社運営の強みについて「駅や商業施設を活用したテストマーケティングができる」ことなどを挙げた。JR九州が地域で築いてきた資産を生かし、「駅直結」だけではない、特色あるビジネス機会を提供できるかが問われることになる。

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